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エムドゲイン法


歯周病によって歯の周りの骨が破壊されると、回復させるのは非常に困難です。最近は歯周組織再生療法と呼ばれる方法が開発されて良好な結果を得ています。GTR法もその一つですが、歯周組織再生材料という手術治療を補助するための材料が使用されることがあります。エムドゲインゲルと呼ばれる材料がその一つですが、この治療法がエムドゲイン法です。。エムドゲインゲルはブタの歯胚組織(歯のたまごようなもの)を使用した材料で、主成分はエナメルマトリックスプロテインと呼ばれるタンパク質です。2005年現在で世界の39ヶ国で使用されていますので、安全性に問題はないとされています。

手術の術式はGTR法とほぼ同様で、歯肉を切開します(当然ですが、麻酔をかけておこないます)。歯根の表面を徹底的に清掃し、歯石や汚れがない状態にしてその表面にエムドゲインのゲルを塗布します。その際に、エムドゲインが密着するように歯根の表面を酸処理することもあります。最後に切開した歯肉部分をきちんと縫合して手術は終了です。抜糸は通常2〜6週間後におこないます。GTR法のように再度、ゴアッテクス膜を除去するための再手術は必要ありません。エムドゲイン法は治療後に、細胞成分を含むセメント質が歯根の表面にできることがGTR法と大きく違うところだと云われています。けれども、骨の破壊が複雑な場合にはエムドゲインを歯根に密着させること、また、歯肉組織で緊密な閉鎖が難しいことが挙げられます。

GTR法と同様に保険給付が適用とはなりませんので、自費治療となります。最初にも述べましたが、動物由来の材料を使用するので、その事に抵抗感がある人は避けた方がよいかもしれません。また、当然のことですが、術式にはGTR法よりも適応が厳密であることから経験豊富な先生に処置をおこなってもらう必要があります。エムドゲイン法はあくまでも歯周外科処置の一つですから、あなたのお口中の状態を長期的な視点から管理を行えるところで受けるのが最良な選択です。

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