接着性のレジン(コンポジットレジン)は前歯などの虫歯の治療に使用される材料で長い歴史があり、小範囲の虫歯治療においては第1選択となる材料です。材料自体の寿命は10年以上が期待できますが、レジンと歯の境界部分に微小な隙間(クラック)が発生することがあり薄茶色の着色が起きるのが欠点です。境界部分の着色は患者さんの食生活(コーヒー・紅茶・赤ワイン等)によっても影響されます。また、レジンを詰める際にどの程度丁寧な処置がされているかによっても着色が発生する時期は異なります。
最近はレジンの表面や境界部分の着色を防ぐために、表面滑沢剤なるものが開発されて歯の表面やレジンをコーティングする方法があります。歯科医院での定期的なクリーニングとレジンのコーティングを併用することでかなりの期間レジンの寿命を延ばす(境界部分の着色を防ぐ)ことが期待できます。