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第5回:四端(したん)

■□■ 四端(したん)の意味 ■□■

人の本性に宿る4つ(惻隠、羞悪、辞譲、是非)の善なる心。

■□■ 四端(したん)の逸話 ■□■

古代中国の高名な思想家である、孟子の言葉。

孟子は言った。

「人が生まれながらにして両手両足を備えているように、人には4つの善なる心が備わっています。

誰かの不幸を目の当たりにした時に湧く、悲しみ、いたわりの心、惻隠。

自ら悪事を働いてしまった事を省みた時に湧く、羞恥、嫌悪の心、羞悪。

人と利を争うのではなく、自ら一歩引いて譲ろうとする謙虚な心、辞譲。

物事の良し悪しを考え、どうしたらよいか判断しようと試みる心、是非。

これを”四端”と呼びます。
この4つの心が1つでも欠けている人は人ではなく、禽獣と同じです。
ケダモノです。

そして、

惻隠の心をもって人を助けた時、”仁”が生まれます。

羞悪の心をもって自らを戒めた時、”義”が生まれます。

辞譲の心をもって人に接した時、”礼”が生まれます。

是非の心をもって思い悩んだ時、”智”が生まれます。

この”仁義礼智”を人々が理解し、それを広めてゆけば、世界は安らかになるでしょう。」
(2006/3/30掲載)

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