■□■ 朝三暮四(ちょうさんぼし)の意味 ■□■
うまく丸め込むこと。ごまかすこと。
目先の利益にとらわれて全体が見えなくなること。
■□■ 朝三暮四(ちょうさんぼし)の逸話 ■□■
宋(そう)の国に住む狙公(そこう)は猿回し。
たくさんの猿を養っていた。
猿が大好きな狙公は、猿回しの興行で得た財産のほとんどを、サルのために費やす。
猿が欲しがるものはなんでも与えた。
おかげで狙公と猿の間は、それはもう固い信頼関係で結ばれていた。
でも、やりすぎた。
生活は貧窮し、ついに大好きな猿のエサを減らさなければならない事態に。
猿に嫌われたくない狙公は、猿達を説得し、うまく丸め込むことを試みる。
次の日の朝…
狙公:
「はーいちょっとみんな聞いてー
いつもみんなが食べてるどんぐりのことなんだけど、いつもあげてる分より少し減らさなきゃならなくなりました。
そこで提案なんだけど、今からあげる朝の分を3個にしようと思います。
でも夜は4個あげるよ。どう?」
猿たち:
「なんだとー?」
「ふざけんな−!」
「こちとらお腹ぺこぺこじゃムキーッ!」
「あほー!甲斐性なしー」
狙公:
「わかったわかった。
じゃあみんなの希望通り朝は4個にしよう。その代わり夜は3個だよ?
それでいいかい?」
猿たち:
(全員)「ならよし、許す。」
目先のことしか考えられない猿達は、希望を聞いてくれたことに満足し、狙公への信頼をより一層深めた。
(2006/3/22掲載)