しこりリンパ腺の腫れで顎骨骨髄炎の疑い?

一般歯科Q&A:32歳 男性 会社員(03/23)


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歯茎から膿がでて その後痛みも腫れも引いたのですが顎のラインに数か所しこりができ、首のリンパ腺がずっと腫れた状態です。

長年虫歯を放置し殆どの歯が欠けて前歯は4本無い状態です。3ヶ月程前に下の歯、歯茎が強烈に痛みだし5日間ほど続き、市販の痛み止めで耐えていたのですが顔の半分がかなり腫れました。歯茎から膿がでて その後痛みも腫れも引いたのですが顎のラインに数か所しこりができ、首のリンパ腺がずっと腫れた状態です。顎の骨も疼く感じがし顎骨骨髄炎の疑いを持ち、口腔外科に診察に行きレントゲンをとり診察の結果、骨髄炎ではないが炎症をおこしている為、歯の根の治療をしました。しかしまだ顎骨骨髄炎の疑いが完全に晴れません。初期の場合はレントゲンに写らないとインターネットで見た事があるのですが本当でしょうか?痛みは無いのですが顎の疼く感じがどうしても気になります。顎骨骨髄炎以外でも顎の骨が疼く事はありますか?顎骨骨髄炎を見逃す事などもあるのでしょうか?とても不安です。可能な限り詳しく教えて下さい。よろしくお願いします。

 顎骨骨髄炎の急性期の特徴は激痛です。原因となる歯がある場合には、症状の経過と共に周辺の歯に動揺や歯肉の腫脹があります。また、軽く叩くだけで歯の痛みが現れます。現在、神経の治療をしているとの事ですが周囲の歯に問題がなければ顎骨骨髄炎の可能性は低いと考えます。また、経過不良の場合には唇の麻痺などが現れます。もちろん、これらの症状がひどくは現れず慢性化することがありますが、非常に稀だと考えられています。
 初発の症状が3ヶ月前ということなので、例え慢性化していてもレントゲン診査では特徴的な画像が認められるはずです。首のリンパ腺が腫れた状態とありますが、歯根の先に膿瘍形成があるためだと考えます。顎骨骨髄炎が疑われる場合には、CT撮影、MRI撮影、血液検査、特に白血球数と種類の検査が必要で、腫瘍などとの鑑別診断が必要です。つまり、それほど大きなレントゲン透過性(黒くうつる)像が確認できることになります。
 処置としては抗菌剤の点滴静脈注射だけでなく、骨髄の病変部を抗菌薬を含んだ液で洗い流す治療が必要です。炎症を起こしている部分の骨を削るなどの処置が必要です。慢性化して再発を繰り返すことが多いのですが、大抵は鎮痛剤を服用しないと我慢できない痛みを伴います。これらのことから現在ある症状は歯根の先にある膿瘍形成によるものと判断いたします。より安全をきす観点から、CT撮影、MRI撮影や骨シンチグラムなど詳細な検査を受けられる事をお勧め致します。
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